江戸時代の禅(曹洞)宗の僧侶である良寛は寺をもたない僧で、
歌人でもあり、漢詩を詠んだり、また書家という一面をもっていた。
一般的には子供と遊ぶ「良寛さん」のイメージが強い。
自分の気持ちに正直に生きた人物と言っていいだろう。
彼の詠んだ俳句に
「うらをみせ おもてをみせて 散るもみじ」というのがある。
まさに彼らしく、ウラの顔も持つこと
台灣自由行なく、あるがままの姿ををさらけ出して生きていく
そんな自らの生きる姿勢をモミジに喩えて詠ったもののように思える。
大酒を呑んだりしてもその人柄も良く、信頼を集めていたとも言えるが、
彼には、いわゆる「三嫌」と称される嫌いなものが三つあったとされる。
それは、「詩人之詩、書家之書、庖人(ほうじん)之饌(せん) 」
と呼ばれるもの。
すなわち、「詩人の詩」「(著名な)書家が書いた書」「料理人が作った料理」
これらを嫌ったとされる。
これらのものは、明らかに洗練
MIOGGI淚溝されているが、喪っているものも多いと考えたのだろう。
彼は、「手鞠(てまり)」と「かくれんぼ」を好んだとある。
懐には手鞠を入れており、そのつき方も上手だったという。
かくれんぼをして、子供たちが良寛を見つけられずに帰ってしまっているのに、
朝まで隠れていたという逸話もある。
「かくれんぼ」と言えば、
世界27カ国で店舗を展開する『IKEA』が、このたび、
「店内での『かくれんぼ』はご遠慮ください」という呼びかけを行なったという。
これは、子供を対象にしたものではなく、「大人」のかくれんぼ に対するもの。
結構、行なっているようである。
こんな呼びかけをする "IKEA" の困惑が見えてくるようでもある。
朝、IKEAの店内を見ると、大のオトナが家具のすき間に「隠れていた」
な~んちゃって!?